昨年末のテレビや新聞で下記のニュースが大々的に報じられた
「スケトウダラ漁4社がロシア国境警備係官へ計約5億円を提供」
この事件を一言で言うと
『ロシアの排他的経済水域内でスケトウダラ漁を行っている日本の会社が
決められた漁獲量の超過分を黙認してもらうために、漁獲量をチェックするロシアの係官
などの政府関係者に5億円もの賄賂を贈っていた』というもの。
言うまでもなく、明太子はスケトウダラの卵でつくります。
以前にこのブログで書いたように明太子の原産地表示は、どこで獲れたかは
関係なく獲った船の国籍によるので、今回の事件の場合は「国産の明太子」となります。
以前から国産の明太子は乱獲などによりスケトウダラの漁獲量が減ったため
希少なものになっているのは事実です。よって価格も高騰しています。
しかし、一方で消費者の間ではまだまだ「国産信仰」が根強いのも事実であり
世間には「国産」「北海道産」をうたい、差別化をはかっている明太子メーカーも多いです。
試しにネットで検索するとビックリする位の数の国産明太子がヒットします。
中には国産をうたいながら、我々からするとあり得ないくらいの低価格のものもあります。
安く売るには独自の仕入れルートがあるのでしょうが、品質はどうなのだろうかと
余計なお世話かもしれませんが心配になってしまいます。
今回の事件が今後の明太子業界にどのような影響を与えるのかはわかりませんが、
日本人の「国産信仰」がこの事件の遠因の一つになっているような気がしてなりません。
国産だからと言ってすべてが良いとは限りませんし、外国産だからと言って
すべてが国産に劣っているわけでもありません。
これは実際に食べていただくのが一番なんですけどね。
因みに当店の明太子はアラスカ沖・カムチャッカ沖で獲れた新鮮な真子を使用しています。
なぜ、当店は米国産・ロシア産の明太子を使うのか?
その理由も今後このブログに書いてみたいと思います。
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食卓に笑顔の花を咲かせたい!
唐子吉祥辛子明太子 店主 岡崎 毅
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